実践経験のある先生・事務局からの回答
回答:小まめな情報共有と、積極的なプロセスへの巻き込みを
職員会議等でルールメイキングの進捗や活動状況を小まめに共有することはもちろん、懸念を示されている先生も積極的に実践のプロセスに巻き込むことが重要です。そのような先生もプロセスを知ることで、ルールメイキングに対して理解が深まり、結果的にルールメイキングに協力的になっていた事例も報告されています。
生徒との対話の場に招待し直接意見をヒアリングするなど、懸念する気持ちを吐露してもらう時間を取ったり、生徒の真剣に活動する姿に直に触れる機会を作ることで、先生方の不安が解消されていくでしょう。
その他にも、外部講師を招いて校則について考える教員研修を実施することも有効です。先進事例では、夏休み期間を活用し教員研修を実施しています。
注意する点としては、いつでもルールメイキングの生徒活動をオープンにして、見学可能な状況を作ることは重要ですが、他の先生方が自主的に見学に来られることは難しいため、担当教員から個別で声かけをするなど働きかけが必要でしょう。
回答者:カタリバ事務局
具体的な事例
栃木県立足利清風高等学校 (2021)
足利清風高校では、夏に全教職員を対象としたルールメイキング教員研修会を実施。 前半は弁護士の方による講演会、後半は教員間の対話ワークショップを行いました。教職員で対話をすることでお互いの考えを深く知ることができ、また校則・ルールの見直しに関して前向きな意見も多く出てきたことで、プロジェクト推進の大きな一歩になりました。
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【実践編④】ルールメイキングをひろげよう
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p28 実践編(II) ルールメイキングをひろげよう!
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【番外編②】ルールメイキングQ&A 先生のお悩み相談室
教員ガイド
p45~
ルールメイキングプロジェクトQ&A ~先生のお悩み相談室
1周りの先生と一緒に、校則やルールメイキングについて考える
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